space dipped shirts

2007年にH&Mグループよりスタートしたスエーデン発のファッションブランド「COS」。
シンプルでありながら、洗練されたディテールや素材へのこだわりが特徴であるが、その中でも
代表商品とされる「白いシャツ」を使い、ミラノサローネ期間中にインスタレーションを行うことに。

シャツをデザインするのとも、シャツのためのハンガーラックをデザインするのとも違う、
シャツと家具を同等に捉え、どちらかが欠けても成り立たない表現にすることにした。
白いシャツが整然と並ぶなか、スチール製のキューブ型フレームの内側に侵入した部分にのみ
着色されることで、あたかも空間によってシャツが染められたかのような見え方となり、
フレームによる空間の存在をより強く感じられる効果が生まれた。

Client:
COS
Photographer:
Daici Ano(01, 04, 07, 09-12, 14-16, 22)
Takumi Ota(02-03, 05-06, 08, 13, 17-21)
2014.04