splinter

日本の代表的な家具産地である北海道・旭川の木工メーカー・カンディハウスのためにデザインした
家具コレクション。1本の木材がまるでめくれるように裂ける。チェアの背もたれが分岐することで
アームと脚になり、コートスタンドの上部が裂けてフックとなる。

そして、サイドテーブルの支柱が3本の脚に変わる。強度が必要な箇所は太い材のまま使い、
細く見せたい部分は裂けたあとの薄い材を利用する。木目に逆らわないことで、
木が本来持ち合わせているしなやかさを活かした「柔らかな」木の扱い方。
そんな新しい意匠と構造のバランスを模索するコレクションとなった。

Places:
furniture collection
Client:
Conde House
Photographer:
Yoneo Kawabe
2012.12