絵本「コップってなんだっけ?」
どこにでもある普通の「コップ」を主人公にした絵本。
自身に注がれたカフェラテを混ぜるためのスプーンがないことに気づいたコップが、
自らの形状を次々と変化させながら問題を解決しようとする物語。
デザインとは単に造形することだけではなく、日常におけるちょっとした不便を発見し、
それに対する解決策としてのカタチを生み出すことであるという、
デザインやその本質をできるだけわかりやすい形で表現。
一個のコップに対して、「これはふつうのコップだな」と決めつけるのではなく、
「コップってよく見たら面白いな」「どうやったらもっと面白いコップになるのかな?」というものの
見方をすることで、日常の中に新たな豊かさを感じてもらいたいと考えた。