easel

イタリアの家具ブランド「Minotti」のためにデザインしたキャビネットとサイドボード。

通常は中にものを収納するための「箱」に短い「脚」をつけた構成が一般的であるが、
まずはテーブルのような形をつくり、その天板と脚の「隙間を埋める」ようにして収納家具を
デザインすることに。脚の形状は、作業台などに使われる「うま」や画家がキャンバスを固定するのに
用いる「イーゼル」のような逆V字型にすることで、収納部分よりも脚の存在感が強まり、
威圧感が緩和されることを考えた。そして、脚は光沢のある金属、収納部分はマット仕上げの木、
そして天板には石材を使用することで、3つの構成要素が明快に浮かび上がったデザインとなることを目指した。

Client:
Minotti
Collaborator:
Sayaka Ito
Photographer:
Alberto Strada
2019.04