cs011
17世紀に武士の内職として発展した大館曲げわっぱは、東北地方に受け継がれてきた
見事な伝統的工芸品だが、仕上げがきれいすぎて手仕事としての魅力が実感されにくい。
そこで曲げわっぱを完全な筒にせず、渦巻状にして素材の端を見せ、自然素材の平らな
木の板を曲げていることが直感的にわかるようにした。筒状ではない曲げわっぱは前例がなく、
型に巻きながら成形する、という新たな手法がこのために開発された。
大きさによって箸立て、つまようじ入れ、箸置きという用途が生まれた。
17世紀に武士の内職として発展した大館曲げわっぱは、東北地方に受け継がれてきた
見事な伝統的工芸品だが、仕上げがきれいすぎて手仕事としての魅力が実感されにくい。
そこで曲げわっぱを完全な筒にせず、渦巻状にして素材の端を見せ、自然素材の平らな
木の板を曲げていることが直感的にわかるようにした。筒状ではない曲げわっぱは前例がなく、
型に巻きながら成形する、という新たな手法がこのために開発された。
大きさによって箸立て、つまようじ入れ、箸置きという用途が生まれた。