Christmas tree

東京ミッドタウン（六本木）の2022年クリスマスイベントのためにデザインしたクリスマスツリー。
マットなシャンパンゴールドに仕上げられた高さ7.5mの円錐形のツリーは、
きらきら輝く光をかたどったように切り抜かれたパーツが集まり、多面体となって構成されている。
各パーツの裏には小型のファンが設置され、
それぞれ個別に制御されている合計416台のファンが連動しながら風を送る。
風によってパーツは揺れながら動くだけではなく、特定のタイミングで風を受けることで静止することもできる。
また、一定の風量を継続して送ることで、パーツが持続的に浮き上がるようにもなった。
それらを組み合わせながら、光のパーツは螺旋状に上昇する動きや、点状のランダムな動き、
波紋のように広がる動きなど、さまざまな表情を見せる。

ツリーに使用されているのと同様の光のパーツは、
ガレリアやガーデンテラスなどの吹き抜けにも館内装飾として使用され、
イベントの一体感とともに華やかさを添えている。

このように、空気（air）によって輝き（glitter）を生み出すことで、
クリスマスならではの高揚感とキラキラとした空気感を演出していることから、
テーマを「Glitter in the air」とした。