

人間だけではなく、すべての動物や植物、そしてあらゆるモノは、ひとつの役目を終える瞬間に何かが受け継がれ、
カタチを変えながら新たな役目を獲得する、というつながりの中に存在する。
そのような「いのちといのちのあいだ」に目を向けてみると、
この世界は無数の「小さな循環」によって成り立っていることに気づく。
これからの豊かさとは、すべてのいのちに敬意を払いながらその意味や価値を見つめ、
大きなつながりの一部となることで生まれるのかもしれない。
そしてそれは、この国に息づいてきた自然観や美意識に他ならない。
はじまりもおわりも存在しない、そんな「ひとつの大きな循環」が体感できるパビリオン。






©Allan Abani
総合プロデューサー/総合デザイナー
佐藤オオキ
1977年カナダ生まれ。2000年早稲田大学理工学部建築学科首席卒業。2002年早稲田大学大学院修了後、デザインオフィスnendo設立。東京とミラノに拠点を構え、建築・プロダクトデザイン・ブランディングなど多岐に渡ってデザインを手掛け、イタリア・フランス・イギリスでのデザイナーオブザイヤーなど、世界的なデザイン賞を多数受賞。TOKYO2020の聖火台デザインを担当した他、フランス高速鉄道TGV新型車両のデザインも手がける。
Directors

©Masahiro Ohgami
建築ディレクター/展示ディレクター
新藤翼
1991年愛知県生まれ。シニアデザイナー。早稲田大学および同大学院で建築を専攻し、ベルリン工科大学建築学研究所への留学を経て、2017年にnendo入社。訪れる人の記憶に残る空間を目指し、建築とインスタレーションを体験から構想する。一級建築士。担当作品にnendo : breeze of light、Escher X nendo | Between Two Worlds、階段の家 など。

©Masahiro Ohgami
コミュニケーションディレクター
西住直子
1991年埼玉県生まれ。 シニアデザイナー。武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科を卒業後、2014年にnendoに入社。グラフィックデザイナーとして、HANDSのブランディング計画や、WBS(ワールドビジネスサテライト)の番組総合デザイン計画、media luxeのプロダクトデザインなど、グラフィックからプロダクトまで、領域を横断するアプローチでデザインを行う。

©Masahiro Ohgami
展示企画ディレクター
吹野耕大
1986年神奈川県生まれ。シニアリサーチャー。東京大学大学院にて博士(工学)の学位取得後、2018年にnendo入社。 自然科学の知見をもとに展示の企画・設計に従事し、デザインを介した科学技術と社会とのつながりを模索。 担当作品にサントリー美術館 uncovered skies、TOKYO2020聖火台、junwanシリーズ、東京ミッドタウン christmas tree、TOKYO CREATIVE SALON ヤワラカサカ など。
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