Pokémon Mosaic

1996 年、任天堂の携帯ゲーム機「ゲームボーイ」用ソフトとして発売された『ポケットモンスター赤・緑』。
通称「ポケモン」と呼ばれる架空の生物たちの魅力もあいまって、同シリーズは現在も新作がリリースされ、世界中で親しまれている。
また、ゲームにとどまらず、テレビアニメ、映画、トレーディングカードゲームなど様々な商品にも幅広く展開されてきた。

第1作が登場して四半世紀が経った今、子供の頃にゲームを楽しんでいた「初代ポケモン世代」たちは、
20代半ば～30代半ば頃に差し掛かった。
数多くのグッズがあるなか、こうしたポケモンに愛着を持ち続けている大人たちにも、
より日常的なシーンで使いやすいインテリア雑貨のコレクションをデザインすることに。

まずはポケモンの造形をそのまま使うのではなく、それぞれの「色」を抽出。
その後、インテリア空間に馴染みやすい落ち着いた色味に調整し、
「丸・三角・四角」といった単純な幾何学形状を割り当てることで、
それぞれの「ポケモンらしさ」をそれとなく感じさせるように再構成している。
こうすることで「モザイクタイル」や「ステンドグラス」にも似た、抽象的かつインテリア性の高い表現が生まれた。

アイテムはクッションや掛け時計、バックなどに加え、グラスやプレートなどの食器類も展開し、
計75点からなるコレクションとなった。