cs007

愛媛県の大洲和紙は、楮(コウゾ)、三椏(ミツマタ)などを素材として、古くは平安時代から
作られてきた質の高い和紙として知られる。この和紙に墨液を含ませ柔らかくし、
圧力をかけながら成形することで生まれた小さなお皿。

器の端はギザギザで、食べ物を盛り付ける部分の周囲には成形時にできた凹凸が見られるが、
どちらも紙らしい表現だと考え、あえて仕上げずにそのままにした。
形状は丸、四角、長皿の3種類ですべてスタッキングできる。使い捨ての食器としてはもちろん、
ちょっとした小物のトレイなどにも使える。

Places:
ミラノ国際博覧会日本館ギャラリースペース
Client:
大洲和紙 for 五十崎社中
Collaborator:
Yuki Funakoshi
Photographer:
Hiroshi Iwasaki
2015.05