chocolatexture

カカオの原産地や種類、含有率、ショコラティエの技術、中に入っているフレーバーなど、、
チョコレートの味を左右する要素はいくつもある。
新たなチョコレートを考えるにあたり、これらの要素に頼るのではなく、あえてチョコレートの「形」のみに注目することにした。
9種類のチョコレートは全て26×26×26mm内に収まる大きさに統一しつつ、先端が尖っていたり、内部が空洞だったり、表面が滑らかであったり、ザラついていたり、、と、ひとつひとつの食感が異なることで、同じ原材料でありながら味の変化を生み出すことを考えた。

そして、それぞれに「toge-toge」「suka-suka」「sube-sube」「zara-zara」、、といった食感を表す日本語の擬音がそのまま名称としてつけられた。

1.「tubu-tubu」たくさんの粒子が集合した形
2.「sube-sube」カドの無い、滑らかな形
3.「zara-zara」表面がヤスリのようにザラついた形
4.「toge-toge」先端が尖った鋭利な形
5.「goro-goro」14個のキューブがカドで繋がっている形
6.「fuwa-fuwa」たくさんの穴がある形
7.「poki-poki」四周が線状の、骨組みのような形
8.「suka-suka」薄い壁でできた、中が空洞な形
9.「zaku-zaku」細い棒状のチョコが互い違いに積み重なった形

Client:
MAISON&OBJET PARIS 2015
Collaborator:
Mayuka Henmi
Ryu Toyoyama
Photographer:
Akihiro Yoshida
2015.01